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本と縫い物とわんこ


by ぬのきち
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柚子は九年で


葉室麟さん著 随筆集『柚子は九年で』
蜩の記を読んですっかり葉室ファンになったが
なかなか手に入れることが出来ず
【もちろん本屋さんにはある…】
柚子と『実朝の首』『乾山晩愁』 を読んだのみ

『実朝の首』は歴史の知識の記憶を紐解きながらなんだけれど
もう、もう、はるか昔の日本史【受験以来~~~】
タイトルを見て、実朝って確か鶴岡八幡宮で公暁に殺されたのよね・・・・
くらいなんだもの
史実は史実として、物語を感じる、読んでいるときが楽しい
という、私のいい加減な本読み

随筆集を読んでいると
葉室さんの真面目さ、優しさ、タフさを感じる

退職後ゆとりを持ってライフワークに取り組もうと夢を追うが
現実は困難につきまとわれる・・・けれど・・・・
『勝てないかもしれないが、逃げるわけにはいかない。できるのは「あきらめない」ということだけだ』
人生に花を咲かせ、実を結ぶためのスタートを切るのに遅すぎるということはない』
ーーーーー柚子の花ーーーー

 しかし五十歳になった時、「このままでいいのだろうか」とふと思い直した。
若いころに抱いた夢や思いを何一つ成し遂げることもなく、いたずらに歳月は過ぎ去っていく。
自分の残り時間を考えた。十年、二十年あるだろうか。そう思った時から時代小説を書き始めた。
 老いを前にした焦りかとも思ったが二度とあきらめたくはなかった。
 書き続けるうちに、懸命に過ごせば、移ろいすぎる時は豊かさを増すことができるとわかるようになった。
時間は長くなりはしないが、豊穣にはなっていくのだ。

 遅れても花は咲くのだから
ーーーーー柚子の花が咲くときーーーーー

『実朝の首』より
人は覚えていたい事だけを覚えていればよいのだ。忘れたいことは忘れればいいのだ

8月に65歳になる
夢を食う獏みたいな亭主と一緒になっちゃったものだから
生きていくのに必死、食べていくのに必死の歳月
傍らの人はいまだに夢を追って生きてる  彼の時間は多分今も豊かなのかもしれない
若いころは連れ合いが思うように生きること、それをさせてあげるのが、
【女の】甲斐性みたいに考えていたけれど、 歳をとるにつれ疲れてきた
若いころに抱いていた夢や思い、いったい何だったのだろう
それさえもわからず、歳月を過ごしてきた

人生に花を咲かせ、実を結ぶためのスタートを切るのに遅すぎるということはない
勝てないかもしれないけれど、逃げないで、あきらめないで、生きていく

さてさて、
チノパン1本縫うのに長くかかりすぎている
縫物がやりたかったことなのかどうか? わからないけれど
生きていくための仕事のかたわら、何かを探して行こう

~~~~大きすぎたよ~~~~
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by nunokichi | 2016-07-28 20:54 |